トーラス・ゲームズは、
どのゲームも、遊び方は、同名の通常ゲームとほぼ同じですが、違うのは「トーラス」または「クラインの壺」と呼ばれる多重連結空間、有限でありながら端のない空間上で、行われる点です。トーラス・ゲームズ起動時のゲーム空間のトポロジーは、「トーラス」に設定されています。「トポロジー」メニューより、「オプション」メニューより、これを「クラインの壺」に変えることができます。「トーラス」や「クラインの壺」などの数学用語を知らなくても、心配はいりません。先ずは「ヘルプ」メニューより「鰈と鮃のトポロジー入門」を起動し、「ヘルプ」ボタンを押してヘルプ・メニューに戻り、「鰈と鮃のトポロジー入門」を選択します。そして、鰈(それとも鮃?)になって、これらの空間を探検してみてください。
ゲーム盤をクリックすると、手の形をしたカーソルが現れます。手カーソルは、ゲーム空間内のみを動き回ることができ、ゲーム盤の外に出ようとすると、端から反対側へとワープします。通常の矢印カーソルに戻すには、ダブル・クリックしてください。
手カーソルで、ゲーム盤の背景をつかみ、ゲーム盤全体をスクロールさせることができます。
ゲーム盤をスクロールするには、2本指でドラッグします。
各ゲームの初期化は、初期化ボタンで行うことができます。
各ゲームの初期化は、ツールバー左側の初期化ボタンで行うことができます。
3x3のゲーム盤の上に、マルとバツとを交互に置いていき、先に縦、横、または斜めに三目並べた方が勝ちです。ゲーム盤の左端と右端、上端と下端とがつながっていることに注意しましょう。
6x6の碁盤の上に、黒先手で、碁石を置いて行き、先に縦、横、または斜めに五目並べた方が勝ちです。禁じ手は一切設けてありません。人間対コンピュータでゲームを行う場合は、人間が常に先手となります。
ネズミくんを、手カーソルでつかんで、指先で動かし、チーズまで導いてあげてください。一見、チーズまで行くことができないように見える場合でも、迷路の「トポロジー」が解答の存在を保証します。
Windows XP/Vista のユーザーは、入力方式エディタ(IME)の入力モードを、半角英数、ひらがな、または全角カタカナに設定して下さい。
Mac OS のユーザーは、自動的に、直接ローマ字入力方式が選択されます。
「クラインの壺」でのパズルには、決まった「左右」の概念が存在しません。ゲーム盤を上下にスクロールすると、同じ「横」向きの単語が、左から右へと続いていることもあれば、右から左へと続いていることもあります。(鰈くんが鮃くんに変わってしまったことを思い出しましょう。)どちらの方向へ、それぞれの単語を読むべきかは、各マス内の矢印が示してくれます。
「トーラス」においては、「横」向きの単語は、常に左から右へと読まれます。
ゲーム盤の右側のリストに示された、ことばを探してください。ゲーム盤の上方に列挙された、ことばを探してください。ことばは、上下左右斜めの、どの方向に続いていてもかまいません。見つけたことばは、マウスで手カーソルをドラッグすることによって、選択します。見つけたことばは、先ず最初の文字にタッチすると、そこに青い点が現れるので、この青い点を指先で最後の文字まで移動させ、そこをタップして、選択を決定します。
駒の動き方は、ポーン以外は通常のチェスと同じです。ポーンは、敵の駒を取らないときは、縦または横にのみ、ひとコマ動けます。敵の駒を取るときは、斜めにのみ、ひとコマ動けます。なお、端のない空間でプレイされるため、ポーンが他の駒にプロモートされる(成る)ことはありません。
チェス(西洋将棋)は日本の将棋に良く似たゲームですが、いくつかの重要な相違点があります。まず、8x8のボードでプレイされるということ、そして、取った敵の駒を、自分の持ち駒として再利用できない(「打つ」ことができない)という点です。このため、チェスの駒には将棋の駒のような方向性はなく、白黒に塗り分けられています。
チェスでは、次の6種類の駒が使われます:
通常のチェスでは、白黒それぞれキング1、クイーン1、ルーク2、ビショップ2、ナイト2、ポーン8の16駒、白黒合わせて計32駒で戦われますが、トーラス・ゲームズでは、白黒それぞれキング1、クイーン1、ルーク2、ビショップ1、ナイト2、ポーン2の9駒、白黒合わせて計18駒を使います。白先手で、先に敵方のキングを取った方が勝ちです。通常と同じ8x8のボードですが「トーラス」あるいは「クラインの壺」の「トポロジー」を有しているため、思わぬ方向から、敵駒が効いているので、注意が必要です。
動かしたい駒をタッチすると、駒に青い光背がつきます。この状態で、駒を動かしたい先まで指先で移動させてから、駒をタップすると、青い光背が消えて、移動が決定されます。
「8ボール」の要領で遊んで下さい。
2人のプレーヤーが交替で、玉撞き棒(キュー)で白球(キューボール)を撞き(ショットする)、白球を的球(色と番号のついた球)に当てて、的球をテーブル中央の穴(ポケット)に落とそうとします。的球には、球全体が黄、青、赤に着色されているソリッド・ボール(1番から3番)、球に黄、青、赤の縞が入ったストライプ・ポール(5番から7番)そして、黒球(4ボール)の7つがあります。1人のプレーヤはソリッド・ボール、もう1人のプレーヤはストライプ・ボールを狙い、それぞれ自分の担当の球種を全てポケットに落としてから、最後に4ボールを狙います。先に4ボールをポケットに落とした方の勝ちです。
ゲームが始まった時点では、どちらのプレーヤがどちらの球種を狙うかは決まっていません。どちらかのプレーヤが、ソリッド・ボールまたはストライプ・ボールをポケットに落とした時点で、落ちたボールの球種が、落としたプレーヤの担当になり、相手プレーヤが、もう一方の球種を担当することになります。自分の球種をポケットに落とせたときは、続けてショットすることができます。自分の球種を全てポケットに落としきる前に、うっかり4ボールをポケットに落としてしまうと、その時点で負けになってしまうので、注意してください。また、相手の球種をポケットに落としてしまうと、相手を利することになります。
キューを手カーソルつかみ、キューの方向と長さとを調節してから、マウス・ボタンを離すと、ショットします。キューを指先でタッチし、現れた青い点を動かすことによって、キューの方向と長さとを調節してから、青い点をタップすると、ショットされます。キューの長さが、ショットの強さに対応します。
虫食いのないリンゴは食べてしまい、虫食いのあるリンゴは残して下さい。虫のないリンゴを食べると、空き場所に、隣り合う周囲8カ所のリンゴのうち、いくつに虫がいるかを示す、数字が表示されます。「トーラス」や「クラインの壺」では、ゲーム盤の「端」にある空き場所の「隣」は、「反対側の端」も含むことに注意しましょう。リンゴを食べるには左クリック(Macではクリック)、虫がいるリンゴに印をつけるには右クリック(Macではコントロール・キーを押しながらクリック)します。
このページの日本語への翻訳は、竹内建(Tatsu Takeuchi)が担当しました。(2011年10月更新)
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© 2014 by Jeff Weeks