タイムラプス(低速度撮影)
本質的にタイムラプス(微速度撮影)のムービーは、現実の時間より速く再生されます。よって、ゆっくりとした動きを図解する時などにとても便利です。このチュートリアルは iStopMotion を使ったタイムラプス(微速度撮影)ムービーの作成方法をガイドします。以下の内容で、iStopMotion の基本的なツールについて習得します。
「ライセンスのインストール」に従って iStopMotion をインストールすると、iStopMotion は動作可能になります。
1. iStopMotion プロジェクトを作成する

起動と同時に、iStopMotion は新規のムービーを作成し、ファイル名とムービーへのプリセットを選択するダイアログを表示します。(もしダイアログが表示されない場合には、無効に設定されています。新規の文書は、 > コマンドからいつでも作成できます。
- ムービーの名前を入力します。または、デフォルト名の“iStopMotion クリップ”のままにしておくこともできます。
- "場所" というラベルのポップアップからプロジェクトを保存するフォルダを選択します。デフォルトでこのフォルダは "ムービー" フォルダになります。
- "デフォルト" のプリセットを選択します。これは Apple の iPod、iPhone または Apple TV などの多くのデバイスでの表示に適しています。
2. 画像ソースを選ぶ
iStopMotion でフレームを録画するには、キャプチャで使用するデバイス (ビデオカメラ、Web カム、スチルカメラ) を選ぶ必要があります。プレビューに選択されたデバイスのライブプレビューが表示されます。プレビューの内容が期待した内容と異なる場合には、正しいデバイスを選択する必要があります:

- もし何も表示されない場合には、ツールバーの "録画" ボタンをクリックして、サイドバーからソースを開きます。
- デバイスが "なし" に設定されていたら、"デバイス" ポップアップメニューをクリックしてカメラを選択します。接続しているすべてのカメラがリストされます。
- カメラがビデオソースとして表示されます。
スチールカメラはライブ画像ストリームを転送できないため、プレビューを手動で作成した後スチールカメラからの静止画のみが表示されます。ツールバーの左側の録画ボタンをクリックしてプレビューを作成してください。タイムラプスのプレビューの間、画像は作成されません。高解像度の画像は、カメラから取り込まれ、ムービーに直接挿入されます。
3. カメラと対象物を配置する
- 対象となるシーンをキャプチャするためにカメラを設置します。録画中は対象物が目に見える状態にしてください。
- カメラの位置を固定して、対象物のみを移動、または変化させることをお勧めします。
4. キャプチャする2つのフレームの時間間隔を計算する
適切な時間間隔を計算するために、最初に以下の条件を考慮する必要があります:
- キャプチャするイベントの時間 ー 一例として、花が咲くイベントをキャプチャするには約8時間を要します。
- 作成するムービーの長さ ー 例えば、2分間のムービーを作成したい等。
- フレームレートの値 ー デフォルトのプリセットを使用した場合には 12 FPS になります。
必要な時間間隔を決めるための計算式は、以下のとおりです:
上記の例を当てはめた場合:
総数 = ムービーの長さ(秒) × フレームレート
間隔(秒) = イベントの長さ(秒) ÷ フレームの総数
上記の例を当てはめた場合:
総数 = 120 秒 × 12 フレームレート = 1140 フレーム
間隔 = 28,800 秒(8 時間) ÷ 1440 フレーム = 20 秒/フレーム
5. タイムラプスを有効にし、iStopMotion にインターバルの間隔を入力する

スチルカメラの場合には、最低でも20秒を指定してください。高解像度の画像を USB 接続で転送するには、それ以上の時間を要します。
6. タイムラプス(低速度撮影)を開始する

- "タイムラプス(低速度撮影)" の中の ボタンをクリックして撮影を開始します。
- カウントダウンの表示が始まり、録画ボタンの上に小さな時計のアイコンが表示されます。iStopMotion は指定された間隔でフレームのキャプチャを行い、画像をタイムラインに置いていきます。
通常ビデオカメラは長い間使用されないと、スリープモードに入ります。これはビデオカメラのみでの撮影には便利な機能ですが、コンピュータと一緒に使用する場合には、低速度撮影を停止させてしまいます。通常、以下の2点に注意すれば、ビデオカメラのスリープモードを回避できます:
- カメラからビデオテープを抜き取っておく。
- ビデオカメラを電源につなげておく。
7. 録画を停止する

ツールバーのキャプチャボタンをもう一度押すと、いつでも録画を停止することができます。これでムービーが再生できます。
タイムラプスモードを入れ替えるには、タイムラプスの横のスイッチをオフ(0)にして下さい。
さらなるムービーの処理
フレームのキャプチャが完了したら、ムービーを最終段階に書き出す、または iMovie や Final Cut Pro などの別のアプリケーションで後処理するために書き出すことができます。
> メニューと進み、設定を選択してください。 ムービーをメールで配信するには、MPEG-4 (320 x 240 ピクセル)が最適です。最初に他のアプリケーションで編集したい場合には、ムービーをできるだけ圧縮せずにフルサイズで書き出すことを推薦します。
iMovie でシーンを編集するには、
> を選択してください。iStopMotion は、ムービーを iMovie に適したフォーマットに変換し、iMovie を自動的に起動します。